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子供達と楽しむ中庭テラスのある家 〜S邸(神奈川県)

August 23, 2013

 

幼い二人の子供が、家の内、外、内と、縦横無尽に走り回る。元気いっぱい、飛び跳ねるように。

Sさんのお宅は、広いテラスが家の中央にある「コ」の字型のコートハウスだ。コートとは中庭を意味する。
窓を開けると、フラットな床が続き、内の延長のように分け隔てがない。だから子供達が、声をあげなから、出たり入ったりできる。

子供の縁で知り合った地元の友人を招いてバーベキューをしたこともある。総勢、40名もの参加者がいた。

 

 

テラスの端は、塀で覆っているので、外からは見られる心配もなく、伸び伸びできるプライベート空間だ。たくさんの肉を頬張り、冷たいビールで大盛り上がり。笑い声が空に響いていた。

 

もともとアウトドアが好きなSさん。

家を建てることを計画する前には、このような楽しい休日を過ごせるとは、夢にも思っていなかった。

 

「ここの土地だけは、決まっていたんです。祖父の土地を譲り受けて、新居を建てることになりました。ただし、当初は漠然としていました。」

と当時を振り返るSさん。

 

最初に住宅展示場を訪ね、ハウスメーカーの話を聞いてみた。ところが、営業チックな対応に、引いてしまい、ゆっくり相談もできなかったそうだ。

そのころ、インターネットで偶然見つけた「エアロハウス」があった。

木造建築でありながら、柱がなく、広いワンフロアのイメージが気に入った。デザインのシンプルさも好印象。
仕事場からも近いこともあり、オフィスを訪ねてみると、朴訥な対応に好感を持てた。最初は、コンセプトの説明を受けるのみ。
自由設計であるがゆえ、施主様自身が主体的に、本気で家を作る気がないと難しいですと言われた。ユニークなコンセプトのため、本当に共感した方のみにしかススメないというスタンス。

当時、建築中の葉山の物件を見学し、コートハウスになっているのが気に入った。エアロハウスの可能性を実感して、こちらに一本化すると腹を決めた。

いくつかの提案から、最終的に落ち着くまでに、予算とのせめぎ合いだったと振り返る。

Sさんがイメージされた葉山のコートハウスには、中庭テラスが建物と連続している構造。床面積が多い分、予算が膨らんでしまう。

しかし、Sさんにとっては、「コート」は絶対に譲れないアイテムだった。さらに予算もきっちり守りたい。

そこで、建物の中で、不要なものを削り、必要最低限にまで絞り、予算内にとどめる方針をとった。

 

 

当初は、吹き抜けを希望したが、予算に見合わず断念。建具を極力減らし、収納スペースはシンプルに。キッチンや洗面は、IKEAで購入して自力で制作した。

もともとDIYが好きだった。自分で関わる面白みを知っているからだ。

コートを導入するためには、多少不便でも構わないと思い至ったから実現できたのだろう。贅沢を切り落とし、本当に必要なものは何なのかを考える機会となった。

予算に合わせてメリハリをつけられるのも、エアロハウスの魅力といえそうだ。そして、2012年の9月に竣工となった。

コートをなくしたらもう一部屋を増やたが、それは敢えてしなかった。Sさんにとっては第2のリビングだからだ。満足している。

 

今度は、コートにタープを取り付け、夏の日差し対策を進めている。

村井正氏談

構成:

 

こちらのエアロハウスは、3つのボックスを組み合わせた構造です。テラスを挟んで2つのボックスが並び、リビングスペースの棟と寝室の棟に分かれます。3つめのボックスは、リビングの上にあり、現在は納戸になっています。
 


コートハウス:

間取りが「コ」の字型で、風の通りが良く、プライバシー効果が高いのが特徴です。

中庭であるコート部分をテラスとして、床の高さに合わせることにより、家全体が広く感じます。しかし基礎が増えるため、予算がかかってしまいます。

 

 

一部、土の部分があり火を起こせるので、安心してバーベキューができます。普段は洗濯を干すのに使い、夜は、星空を見ながらの食事に活用しているようです。

※将来的には、梁を渡すともう一部屋できるという可変性もあります。


 

プライバシー:

駅前に急ピッチでマンション開発されるなど、近隣に高層建築が増え、屋外のプライバシー確保が厳しくなっています。コートハウスはそれを解消し、テラスに板で覆うことで、心地よいプライベートスペースが生まれます。内と外がつながりながらも、外部とは遮断されるのです。外でありなが、クローズドの空間なので、落ち着けます。

 

 

 

収納:

大きな収納分は、廊下スペースに集中させました。そこは、ユーティリティスペースとして、洗濯機、洗面など生活動線になっています。小物の収納は、梁を使ったエアロハウスならではの活用。

 


離れの家:
 

母屋のリビングのある棟、そして離れとしての別棟は寝室です。家族4人で寝ていますが、将来的には、ここを子供部屋にして、夫婦は屋根裏部屋に移るということも可能。その際、二人のために、部屋を二つに分けることもできるには、エアロハウスの可変性の高さゆえ。
 


屋根裏部屋:

 

リビングの上にある屋根裏部屋は、現在は納戸スペースにしています。小さな梯子で昇り降りします。将来は、ご夫婦になるのか、お子様になるのか、こちらを寝室にすることも可能。

 

 

リビング:

飾らないデザイン。

 

 

 

 

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