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空中に浮いているような美しさには訳がある

November 29, 2013

今回のエアロハスは、外界との関係性をどう取り持つか、その一つの答えを見いだせる物件だ。

群馬県の両毛線沿線にある、のどかな田園風景。
その一角の広い敷地に佇むエアロハウスが、異彩を放っている。

空中に浮いているように、独特なフォルムが理由だろう。

コンクリートの基礎部分が、建物より極端に小さいが、バランス良く建っている。

 

 

この家の施主Uさんに、揺れたりしないだろうかと尋ねると、まったく気にならないとの回答。実際、家の中では、床がどの部分からが基礎があって、どの部分から宙に浮いているのかまったくわからないそうだ。

 

なぜ、このように宙に浮いたような家になったのだろう。

 

Uさんとエアロハウスの出会いは、2004年にさかのぼる。TITLEという雑誌に取り上げられていたのが印象に残っていた。そろそろ家を建てることを意識したときに、インターネットで調べて、問い合わせることに。2011年2月のことだった。

 

それまでは、ハウスメーカーや工務店のデザインも検討してみたが、ありきたりの提案に物足りなさがあった。Uさんは家具やインテリアにも興味があり、理想の住まいを探していた。

 

そこで、エアロハウスに可能性を託してみたくなったのだ。

 

実際に構造見学会に参加して、エアロハウスの空間としての快適さを感じた。幾重にも梁と柱が連なり、独特の壁のフォルムなど、木造でありながらシャープで暖かい雰囲気を気に入った。

 

 

 

プランニングに、時間がかかったという。

2階建てやスキップフロア、さらに平屋建ても候補に、プランを幅広く検討。しかし2階建てにすると、階段の面積をとってしまい、有効面積が減るなどデメリットがあった。

やはり機能性、快適性、さらに敷地面積を考慮すると、Uさんには平屋がベターな選択になる。

ところが、平屋に関して、セキュリティーの面と心理的な側面から踏みきれなかった。それ以前は、マンションの上層階に暮らしていたため、外との関係性に心理的不安がなかった。開口部は外としっかり遮断されているのが当たり前の環境だった。平屋は防犯面も気になってしまう。

戸建住まいの方なら、まったく気にならない問題だろうが、マンション暮らしから戸建に変る場合は、よくある心理的ストレスだと建築家の村井氏。

そこで、出した提案が、基礎を高くしたプラン。予算を配慮して、真ん中のみに基礎コンクリートというユニークな外観だ。構造計算によって耐震性など、まったく問題ないという。

基礎の高さが、1.4m以下なら1階建てとして建築申請できるので、1.38mかさ上げした。結果として床の高さは、1.9mになった。

1階でもないし、2階でもない高さを実現したのだ。

最初、プランを見たときには、面白いと思ったが、最終的にそれに決まるとは思わなかったとUさん。10案ぐらいの中から、熟慮のうえ絞り込んだ結果、現在のプランに落ち着いたという。

視線の高さを上げるだけで、心理的にこれほど安心感をもたらすとは思わなかったようだ。

ワンフロアが気持ちよい。

窓が大きく、フィックタイプなので、画額のように外の景色が心地良く入り、より広く感じる。のどかな景観を部屋に取り込む。見渡せる高さが、開放感をもたらすのだ。

セキュリティーの面から高くしたのだが、景観を見渡せるという副産物があった。

また、ダイニングキッチンとリビングの位置関係など、平屋の利便性を実感しているというUさん一家。

 

 

 

ところで、基礎のコンクリートの中は、納戸になっている。物置として利用。車のタイヤなど、外で使用するものをこちらに収納でき、物置を買う必要がなく、庭を有効活用している。

また、庭の植栽もまだ手つかず。駐車場をつくっただけで、今後、いろいろと植えてみたい。

子供室を2つに分けるなども想定している。リフォームのしやすさもエアロハウスならではのメリット。庭を含め、このエアロハスがどのように進化していくのか、今後も楽しみだとUさんは言う。

 

 

村井氏談

コンクリートの基礎:

お施主様の優先順位を重視した結果、こちらのような提案になりました。

ヒントは、以前の施行物件でした。そのお宅の前には、川が流れていますが、草木が邪魔して景色を楽しめない。そこで、基礎をあげるプランを提案して喜んでいただけました。構造計算で算出したコンパクトな基礎になり、見た目も美しく、コストもおさえられました。

 

また、部屋からコンクリートの基礎を中でつなげられ、半地下室として利用することも可能です。U邸では、あえてそれはしなかったのは、外の物置としての位置づけでしたので。

 

地震の際に、宙に浮いている部分は、影響を受けません。コンクリートの基礎によって守られ、建物全体が安定した箱状になっているので、床が折れる心配はないのです。唯一、上からの垂直加重、つまり木材自身の重みでゆっくりと垂れてくる可能性があり、細い鉄棒で支えています。

 

 

 セキュリティー:

テラスの柵は板塀で覆っていますので、もう一つの外部屋のようにプライベート感があります。やはり高さは、防犯に有効でしょう。

構造:

構造としては2つのエアロハウスをつなげているので、四方に大きな窓を取り入れられます。


 

 

外壁:

焼杉です。自然な雰囲気があっていい。ただし、防火地域では使用が難しいでしょう。

収納:

基礎の中が収納になっています。

施行:

前橋の渋沢テクノハウスが施行を担当し、精度が高いものになったと思います。

 

 

 

 

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